家事が好きな訳ではないけれど
僕はまぁ、同年代の男性に比べると家事をするほうだと思う。
掃除も洗濯も料理もそこそこやる。
でも別に家事が好きな訳ではない。
清潔な環境が好きなのだ。
あ、料理は少し違うな。
好きで作っている部分があると思う。
ただそれでも、レストランの食事は別にして、スーパーの惣菜や弁当類って、普通レベルの旨さですらほぼ皆無なので、ちゃっちゃと自分で作ったほうがマシというのもある。
先ほど、日経ビジネスオンラインを読んでいたら(会員制なのでリンクは張らない)、遥洋子さんという人の「それでも主婦に家事を任せる?」という記事があった。
棲家が汚いので早く結婚しろと言われている、という男性からの相談だが、極めて大雑把に要約すると、家事能力の高い人は男女を問わず少数だから、自分で極めるか、プロに任せるのが最も安全との結論だった。
質疑応答について、僕はあまり興味がない。
しかし、家事能力の低い人ってどうやって暮らしているのだろう?と思ったのだ。
不潔であることが嫌じゃないのかな?
僕の場合はシンプルで、常にレストランで食事できるほどのお金はないし、費用対効果を考えると最も安価に旨い料理が食べられるのは自作だからやっている。
料理を作るのは好きだけれど、同じコストで同じくらい旨い料理が食べられるならば、自分で作らなくなるかもしれない。
まぁ、好きだから、少しは趣味としてやるかもしれないけれど。
家事も同じで、不潔なのが嫌だから掃除する。
洗濯物が溜まると一度に干せないから、何度も洗って干すという手間を強いられる。
そういう無駄が嫌だからこまめに洗濯する。
もちろん、黒い服を洗濯ネットに入れたり、タオルや靴下は別々に洗ったり、時には漂白したりも普通にやる。
これらを全てロボットがやってくれるのであれば、やらなくなると思う。
そんな僕が上記の彼に回答するならば、家事の前に汚さないことを身につけろ、かな?
要は汚れるから掃除が必要なのだ。
なるべく汚さないよう、工夫すれば随分違う。
例えば、煙草を吸う人であれば、部屋で吸わない。
壁面がヤニで汚れないので、もの凄く違うはずだ。
ベッドに入る時は常に清潔を心がける。
風呂から出たばかりの清潔な時以外はベッドに横にならないようにすれば、シーツなども汚れにくい。
ゴミは直ちにゴミ箱へ。
不要になった瞬間に、躊躇なくゴミ箱へ捨てる習慣を身に付けること。
そのままにしておくからゴミが溜まるのだ。
その他にも僕のやり方としては、床にモノを置かない。
床にモノを置くと掃除ができない上、増殖してしまう。
最初の一つを絶対に置かないことが重要なのだ。
収納は出し入れが最大限、楽になるよう工夫する。
楽に出し入れできれば、楽に捨てることができる。
ゴミを溜め込まないように工夫するのだ。
他にもまぁ、細々とした生活の知恵は色々ある。
そして次に、汚れたらなるべくすぐに掃除する。
これは台所が顕著だけど、汚れた直後であれば、濡れフキンでさっと拭けば終了する汚れが、数ヶ月放っておくとケミカル類に頼らなければならなくなる。
それと同じことが、例えば風呂だったり、トイレだったりする。
汚れていなければ、改めて掃除する必要はないのだから、
1 汚さないようにする
2 汚れたら直ちに掃除する
家事の基本はこの2つだと思う。
あまり完璧にやると疲れるので手を抜きながらになるけれど、基本を守ればそう酷いことにはならない。
不潔は心身ともに疲弊するし、病気にもなるから深刻だろう。
料理については、旨くないからといって病気になることは多分ないので、我慢するしかないのかもしれないけれど。