佐渡産銀鮭焼漬
僕のような食道楽を新潟でリリースしたら、新潟のラーメンを喰い歩いたり、魚介や日本酒やご飯に血道を上げるに決まっているのだが、今回は全くそういう時間はなし。
まぁ、仕事で訪れているのだし、泊まらなければそういう時間は捻出できないに決まっている。
今回は東京からの日帰りだったので、何とか昼ご飯だけは確保したいと考えていた。
しかし、色々あって昼の時間は取れず。
新潟駅で駅弁を買って、東京へとんぼ返りする羽目になった。
自分で旅費を出しているのではないのだから、旅程が徹頭徹尾仕事優先になるのは当然なので、残念ではあるけれど、文句はない。
とはいえ、何とかお土産くらいは買いたいと思って、短い時間で何とか購入したものがこれだ。
結局、食べるのは今夜になってしまった。
食べるモノがなくて、冷蔵庫を物色したら見つかったのだ。
http://www.niigata-ogawaya.co.jp/o-020/o-34/o-34-032.htm
唯一の新潟土産なので、押し頂くように食べたが、結構面白い味わいだった。
その名のとおり、焼いてから漬け込んであるからだろう、身質は硬く締まっている。
味わい的にはさっぱり系だが、鮭のきめ細かな味は楽しめる。
脂はほとんどなし、と言っていいほど乗っていない。
僕は鮭って過剰に脂が乗る必要はなくて、むしろ薄っすらと脂が乗っているほうが旨いと思う。
この辺り、新潟の人の感覚と僕は近いようだ。
漬け込んであるためか、少し熟したような、糟漬けのような風味もある。
そのまま食べても旨いが、僕はビールのアテにしたので、七味を振ったほうが旨いと思った。
ちなみに焼きネギは栄養バランスを考えて僕が添えたもの。
最近、仕事が忙しいので、これしか野菜のストックがなかったというのもある(笑)。
なかなか面白い料理だった。
真っ当に旨い鮭って極めて少ないけれど、これはそこそこ満足できた。
僕はかなりの鮭好きなので、いつか新潟で本物の酒浸しを食べてみたいなぁ。