第66回香川丸亀国際ハーフマラソン
僕にとって3年連続となる、この大会を走ってきた。
今年は総勢7名が出場することになったので、その分、朝の出発が早い。
車を出してくれる鍋ちゃんが僕の家に来るのが4時前。
そのため僕は3時に起きなければならなかった。
前日は早く寝ようとして22時にベッドへ入ったが、酒も飲んでいないし、休日出勤で身体も動かしていないので、眠くなるはずはない。
まぁ身体だけでも休めようと、うつらうつらしている間に3時になった。
シャワーを浴びて、ウェアに着替えたところで予定通り鍋ちゃんが到着。
前日、飲み過ぎて起きて来ない&酒臭いフレディには泣かされたが、タカミー、ほっけ、フレディの順に何とかピックアップして丸亀へ向かった。
昨年も立ち寄った坂出北IC近くの「やなぎ屋」で今年もうどん。
ちょうど茹で立てが出せるとのことだったので、釜かけにしてもらい、昨年と同じ鶏天を取った。
麺は特筆するほどではないけれど、ツユが割と旨いし、何よりもランの前なので消化の早さが重要。
うどんは最適なのだ。
そしてJR移動のサファイアを拾って、昨年と同じ丸亀駅の地下に車を置き、シャトルバスで会場入り。
しかし会場に着いて、着替えたくても寒くてなかなか決心できない。
僕は最初、Tシャツ一枚で走ろうとしたが、直前になって長袖Tシャツの上に半袖Tシャツを着ることにした。
結果としてこれは大正解だった。
そして、スタート時刻が迫り、スタート地点に移動したが、今回の最大の失敗は後ろに並びすぎたこと。
僕の予想タイムは105分くらいだったので、その辺りに並んだが、ほとんどの人がデタラメに並んでいたため、折り返し辺りまで自分のペースで走れなかったのだ。
1万人近くが走るので、片側2車線の道路でも人で一杯になる。
本来は速い人ほど前に並び、遅い人ほど後ろに並ぶので、一気に行列が伸びて、走りやすくなるはずだが、遅い人が前に出ていると、その部分で渋滞が起きる。
さらに仲良く並走とかされてしまうと、左右のどちらかを抜けるのに無駄な距離を走らなければならないし、抜くタイミングを図るために加速や減速を繰り返さなければならない。
自分のペースで走られない上に無駄に脚を削られて、本当にうんざりした。
僕もそこそこレースの数をこなして来たので、フォームを見ればどのレベルのランナーかある程度は判る。
どう考えても120分以内の完走は無理だろ?と思えるような人が僕の前を腕を振り回して、息を弾ませながらドタドタと走っているのだ。
何だか序盤は無駄に疲れたなと思っていたが、後日スプリットタイム確認してよく判った。
スタートから5kmが29分だったのだ。
その後の刻みは25分、25分、26分。
スタート直後に突っ込んでしまい、実力以上のペースで走ってしまうことはあるけれど、その逆になってしまっている。
マラソンに「たら」「れば」はないけれど、最初から同じレベルの人たちとスムーズに走ることができていればと悔やんだ。
今回もハートレートモニターを使っていたが、最初は180以下だった。
今から考えればペースが遅いのだから、当たり前だろう。
折り返し地点でやっと180の後半くらいだった。
10kmを過ぎた辺りでやっと走りやすくなり、15kmの通過タイムがグロスで1時間20分を切っていた。
まだ余力があったので、ここからペースを上げれば、自己記録更新が可能かも?と喜んでいたのも束の間、17kmくらいで右ふくらはぎがつり始めた。
最初は軽めだったが、徐々に間隔が短くなる。
何とか誤魔化して走ろうとするものの、如何せん、痛みが強くてなかなかペースを上げられない。
実はこの寒さで脚が強張っており、車の運転が終わった後にも一度つりかけたのだ。
ストレッチしたので大丈夫と思っていたが、終盤になればきっちり弱点が表に出てくる。
その後はとにかく我慢のランで、ラスト1kmはつりっぱなしのまま走り切った。
タイムは108分10秒。
個人的にはもう少し上が狙えたはずと感じていたので悔しかった。
鍋ちゃんは体調不良で大変だったようだが、それでも120分は切った。
他の人たちは120分越えだったが、想定していた以上に速かったので驚いた。
最も遅いサファイアでさえ138分で完走したのだ。
打ち上げの店を予約していた関係で、誰かが150分越えになったらヤバいと懸念していたが、大丈夫だった。
とはいえ、走り終わった後は誰もが全身筋肉痛で、脚が痛くて階段が降りられないとか、腹筋や脚がつって着替えられないとか、色々主張していたが、ハーフマラソンとはそういうものだ。
ゾンビ状態のメンバーを鼓舞し、再び僕の運転で打ち上げの場所へ向かう。
ハーフマラソン初挑戦の者は、脚や体幹の痛みに耐えながら、温かい車内で崩れ落ちるように眠っていた。
この日はランナーが大挙してやって来る「一鶴」が予約できないので、予約が可能な善通寺市の「味鶴」を押さえていた。
今回、急な出張で参加できなくなったネコ吉さんが見つけてくれた店で「一鶴」出身とのこと。
味付けは「一鶴」よりもマイルドでスパイシーさには欠けるが「一鶴」よりも安いし、讃岐コーチンという銘柄鶏を使った骨付き鶏を出してくれるのが嬉しい。
ビールが入ると徐々にテンションが上がって来て(運転手はノンアルコールビール)、鶏肉とご飯をがっつり食べて、お土産も買って大満足だった。
食後は「おおにし酒みせ」を覗いてみた。
「味鶴」を探している途中で僕と鍋ちゃんが見つけたのだ。
鍋ちゃんが「今の店!立春朝搾りの案内が出てた!」と言い、僕が「うん、春鹿もあるって書いてあった!」と答えると「アンタら何でそれが見えるんだよ!」と突っ込まれたが、それが目利きというものだ。
訪れてみるとこれが大当たりで、日本名門酒会加盟店で、1時間後に「鳴門」の立春朝搾りと悦凱陣が入るとのことだったので、再び訪れることにした。
その間、風呂へ行こうということになり、店の人に訊くと、近くにいい風呂があるとのこと。
行ってみると580円ながら広くて露天風呂がしっ