自分の価値は自ら認める

仕事について考察してみよう。
僕にも山ほど経験があるのだけれど、多くの人が仕事に振り回されているように感じる。
仕事が好きとか嫌いとか、人間関係が良いだとか悪いだとか、認められたとか認められないとか。
それらは多かれ少なかれ、仕事に振り回されているコトだと僕は思う。

仕事というのは自らの能力を使って、社会に貢献することだ。
社会に貢献することで金銭を得て、その金銭を再び社会に還元することにより貨幣経済を回す。
貨幣を仲介することにより、誰かの仕事である製品やサービスを受け取り、個々人の快適な生活を組み立てる。
それが現在、最良とされているシステムだ。

自分が社会に対してできる貢献は何だろう?と考え、自らの能力と適性に応じた貢献をすればいいし、それを仕事にするべきだと思う。
しかし、仕事に振り回される必要はない。

当たり前のことだが、自分の人生は自分のものだ。
社会貢献のために自らが不幸になる必要は全くないし、そんな人が増えれば不幸な社会になる。
なぜなら、不幸な自分も社会を構成する一人だからだ。

僕は仕事に振り回されないようにするキーワードは【自分の価値は自ら認める】ことではないかと考えている。

つまり、自分の価値を他人に認めてもらおうと思わないこと。
他人の価値観で自分をジャッジしないということだ。

それが真に理解できると出世も頓着しなくなる。
自らが目指す目標に向かって、自らを成長させるための努力を弛まず行っていれば、人がどう評価しようと関係がない。
出世というのはその会社、その業界のルールの中で立場が高いということであり、人間的に高潔であるか卑俗であるかは直接は関係がない。
大小の差はあれど、ムラ組織で評価されたというだけだ。

だから僕は社会的地位で人を評価しない。
自分で見て、感じて、自分なりに評価する。
そして、自らを客観視することにより、同じことを自分自身に対しても行う。

だから、自分で自分が嫌いにならないように、自分で決めたことを全力で守る。
高い目標を設定し、追い込んで、達成する。
過去の自分を超える経験を繰り返すことにより、現在の自分を肯定する。

これは10月29日の快食ログに書いたチャレンジの好循環だ。
あるべき姿(=やりたいこと)を定め、それに向かって努力し、達成する。

これを繰り返すことにより、自分に対する肯定力を身につけることができる。
先に述べたように、チャレンジの好循環はさまざまな能力を向上させるので、仕事上の問題も効率的に進めることができる。
自らの成長に手応えを感じていて、仕事を含めた人生の諸問題を以前より効率的に処理できている実感があれば、ムラ組織での立ち位置なんて気にならなくなる。
気まぐれな他者に認めてもらうため、思い悩みながら立ち振る舞うなんてアホらしいではないか。

自分の価値を自ら認めてやること。
そのために努力すること。
これは人生において最も大切なことの一つだと僕は思う。

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