廿日市市で牡蠣を食べよう2014年版
2013年4月から廿日市市で勤務して気付いたが、寒くなると牡蠣料理を出してくれる店が意外に多い。
これは割と貴重なことで、広島県って牡蠣が有名な割に、ランチでシュッと旨い牡蠣を食べたいと思っても意外と選択肢がない。
最近は牡蠣小屋があちこちにできて盛り上がっているけれど、そういうイベント系ではなく、一人で普通に日常食として牡蠣料理を食べられる店は少ないと感じていた。
例えば広島市内中心部で昼ご飯に牡蠣フライ定食が食べたい時はどこへ行くだろう?
僕なら「中屋」を勧める。
ここの牡蠣フライ定食(10月から3月まで)は900円でとても旨い。
他に「牡蠣亭」「かき名庵」「かなわ」があるけれど、どこも気軽なランチという値段ではない。
その他となると、常に手短に昼に牡蠣料理が食べられる店はあまりないのだ。
こういう店は時間的制約の多い観光客やビジネス客にこそ重要であるにも関わらず。
しかし、廿日市市はそういう店が何軒もある。
これは貴重なことだ。
同じく牡蠣の産地である江田島や安芸津は残念ながら飲食店の数そのものが少なく、牡蠣をウリにしている店が少ない。
昨年食べた呉市安浦町「月齢」の杭打ち牡蠣御膳980円は県内ナンバーワンの牡蠣定食だったが、経営が変わったようなので昨年のクオリティを維持できるか少し心配…
廿日市市はそこそこ店の数があり、意外な店でも常に提供していたりする。
広島市民にとって呉市や江田島市より近場ということもあり、手軽に牡蠣を食べに来るには適していると思う。
なお、手軽に食べられることが重要なので宮島町と宮島口を外した。
では、最初に結論を書く。
僕のお勧めは次の3軒だ。
冬になると昼の定食に牡蠣フライが常駐する。
昨年は1,260円だった。
入口に掲示されているので確認して入店すること。
小さめの牡蠣を使い、ニコイチの牡蠣フライを食べさせてくれる。
かつて大手町にあった「酒蔵しげ」で同様の牡蠣フライを食べることができた。
小鉢などの味も素晴らしく、落ち着いた雰囲気もいい。
冬になると牡蠣フライ定食があり780円と安価!
大粒の牡蠣が5個も付いてこの値段は凄い。
コストパフォーマンスはトップレベル。
洋食系の料理がどれも安くて旨い。
牡蠣シーズンになると昼は何を頼んでも地御前、比良水産の茹で牡蠣を前菜的に2個に出してくれる。
これがおかわりしたいほど旨いのだ。
牡蠣のパスタなどもあり、牡蠣尽くしで組み立てることも可能。
場所は結構穴場的。
続いて第2グループ。
これらの店もかなりお勧め。
宮島のマルアキ水産の牡蠣を使った牡蠣フライ定食が980円で、シーズン中は常に出している。
ここは魚料理が旨くて、ある程度の当たり外れはあるものの昼のサービス定食が魅力的。
牡蠣フライではなく、ついついそちらを頼んでしまう。
2013年に食べた冬の限定、牡蠣のテンジャンチゲ840円が素晴らしかった!
牡蠣料理の名作と思う。
ただし、2014年になって昼営業を休止しているようで復活を期待したいところ。
障害者支援施設だが料理が安くて旨い。
牡蠣入り味噌煮込みうどん600円や牡蠣丼550円がある。
地御前が目の前で、牡蠣の品質はとても高い。
サービスに過剰なクオリティを求める人に向かないが、僕はお気に入り。
廿日市市じゃなくても広島県西部にいくつも店を出していて、それらの店でも牡蠣を出しているのかもしれないが、少なくとも大野店は冬に地元大野産の牡蠣天定食780円を出していた。
牡蠣はフライよりも天ぷらが旨いと僕は考えているが、フライ以上に油が汚れるため出す店はとても少ない。
油の質を気にしなければ早くて安くて旨い。
この店の衣は牡蠣天と相性が良いと思う。
冬になると夜限定かつ要予約で牡蠣のコース4,000円を提供している。
残念ながら昼に牡蠣料理を出していないのでお勧め度を下げた。
これでもかと牡蠣料理が続き、お腹一杯になる。
牡蠣の品質はとても高く、牡蠣好きなら満足できると思う。
ただ店内のクリンリネスが…
うどん店だが、僕的にはそれ以外の料理がお勧め。
牡蠣フライ定食850円と牡蠣丼700円がある。
残念ながら2013年は食べ損ねたので、今年は食べようと思っている。
親子丼600円も旨い。
11月から3月までの限定で牡蠣フライ定食1,000円と牡蠣丼750円がある。
僕は牡蠣丼を食べたが、牡蠣フライの玉子とじ丼だった。
かつ丼の牡蠣フライバージョン。
これも悪くなかったが、この店はサービス定食750円が非常に魅力的なので、そちらを頼んでしまい勝ち。
廿日市駅通り商店街にある居酒屋で、冬の短い期間のみ牡蠣フライを出している。
3月に訪れたら終わっていた。
2月中に訪れたほうが無難。
食べていないし、夜専門なので順位を下げたがここの揚げ物はどれも旨いので、きっと牡蠣フライも旨いと思う。
僕の中で2014年は筆頭で食べたい牡蠣フライだ。
生産者直営で10月から5月頃まで店を開けている。
浜焼きなどが人気なので、シュッと食べるというコンセプトと違うように感じるが、牡蠣フライ定食1,400円もある。
牡蠣飯の焼きむすび290円もあるので、テイクアウトで楽しむのもあり。
地御前の有名生産者の直売所で牡蠣飯350円と牡蠣フライ350円を買うことができる。
場所は宮園団地入口の三叉路のすぐ近く。
「たがへい」の手前だ。
牡蠣は旨いがボリュームはないので小腹ふさぎやお土産にぴったり。
とんかつ店なので冬になると牡蠣フライがあるっぽい。
僕はノーマークだったので今年は食べてみる予定。
生産者直営店なので常に牡蠣料理を出しているが、冬には牡蠣フライの定食1,000円がある。
牡蠣天に変更可能と言われたのでお願いしたが、天ぷらとしては油っぽくてイマイチ。
牡蠣フライを選ぶべきだったかもしれない。
お好み焼き店だが、はつかいち牡蠣盛焼きという焼いた牡蠣がトッピングされたお好み焼きがある。
まぁこの手の奇抜なお好み焼きは広島市内の観光客がたくさん来る店には必ずあるけれど、ここは地元の牡蠣を使っている。
僕的には牡蠣は牡蠣で食べて、お好み焼きは別に食べたほうが何倍も旨いと思うので、そうやって食べることを勧める。
一緒に食べる理由は見当たらないし、広島県民でお好み焼きに牡蠣を入れて食べる人ってほぼ皆無だ。
ほとんど鶏の唐揚げ定食専門店なくらい鶏の唐揚げが圧倒的に人気だが、牡蠣フライ定食1,230円もある。
値段を考えると相当高レベルな内容を期待してしまうが、その他の料理を鑑みると頼んでみる気分になかなかなれず…
第3グループは営業時間や料理内容が不明な店と、常時提供していることが判っていない店だ。
どちらも牡蠣加工施設が立ち並ぶ中にあるのだが営業時間がはっきりしなくて僕が訪れた時は営業していなかった。
営業していれば牡蠣料理は出していると思われる。
第4グループは牡蠣料理を出しているという情報はあるものの、常時提供しているのかどうかが確認できていない。
ちなみに「きたがわ」は現在休業中。
何を食べても素晴らしく旨いので、ここの牡蠣料理はぜひ食べてみたい。
シーズンが終わるまでに再開されることを願っている。
なお、これらの情報は2013年から2014年にかけての僕の食べ歩き実績に基づくものなので、提供の有無や値段を含めて今シーズンがどうなるのか不明。
評判が良ければ随時情報をアップデートしたい(笑)