第1回呉とびしまマラソン
報告がすっかり遅くなったけれど、2回目となるハーフマラソンを走った。
記念すべき第1回だけど、運営がどうかな?と少し不安だった。
しかし、手荷物預かりがないのが残念なだけで、その他は概ね満足だった。
特に、声援はないだろうなと思っていたが、島の人たちが思いのほか応援してくれて、走っていて元気になった。
競走馬を見るようにしれっと見ている人が少なくて、本気で声援を送ってくれる人が多かったので、それが心に響いたのだ。
ただし、当日はすごい強風。
海には白波が立っているし、風に煽られてパイロンが転がるほどの、台風かと思うくらいの風だった。
坂道がきつそうだし、胃痛も治まっておらず、3日前からタケプロンという胃酸を抑制する薬を飲んでいる。
スロースタートのつもりで、無理せず走り切ることを重視した。
スタート開始から坂道で、グッと抑えて走り続ける。
景色は良いけれど、あまり平坦な道がなく、常に上りか下りの坂道が続いている感じ。
正直、あまり景色は目に入らない。
折り返し地点は2ヶ所あって、第1折り返しが3.5kmくらいだったかな。
その後、豊島大橋に向かって走り、橋を渡って豊島内に第2折り返し地点がある。
思ったとおりだったが、豊島大橋前の前後の上り下りがきつかった。
橋の上では身体がふらつくほどの風が吹く。
帽子を飛ばされている人もいたし、景色は最高だが、かなりの難コースだった。
僕は余力があれば後半勝負と考えていたが、第2折り返し地点手前で胃がシクシク痛み始めたので、ずっと無理しない範囲で走り続けた。
ちょっとペースを上げると胃からオクビが上がってくる。
それでもまぁ、胃が痛くならないギリギリのペースで走るので、決して楽ではない。
帰りの橋の手前の長い坂では多くの人に抜かれたりして、やはり僕の課題は上り坂だなぁと再認識した。
最後は足に少し余力があったくらいで、前回よりも楽にゴールした。
走り終わった後にストレッチしようとすると、どこよりも腹筋が攣りそうになる。
結局、最も筋肉痛が酷かったのは腹筋だったように思う。
ランニングが全身運動である証だろう。
時間は1時間51分で、前回よりも4分悪い記録だった。
フラットコースと坂道コースの違いもあるだろうが、体調不良も大きかったと思う。
仕事が忙しくて、走り込みが足りていなかったというのもある。
記録は不本意だが、仕方がないかな。
走った後は潮汁を振舞ってくれて、穴子入りがなかなか旨かった。
物産はもう少し頑張ってほしかったかな。
タチウオダシの豊島ラーメンに行列が出来ていたが、僕は一度、呉市内のラーメン専門店で酷いものを食べさせられて参っているのでパス。
目当てにしていた穴子飯は、走った後には売り切れていた。
島内の飲食店情報を調べていなくて、会場にも情報がなかったので、仕方なく呉市街地まで戻って食事することになった。
僕の場合は、食べられれば何でも構わないという人ではないので、旨そうなものがなければ無理に買わないというのもあるけれど、走らない人たちが買い占めてしまい、選手の分が残っていないというのは寂しかった。
結局、呉市内まで戻って「山乃家」で玉子丼を食べたのだが、これがなかなか旨くて満足できた。
そしてさらに広島市内に戻り、流川で打ち上げを行ったのは言うまでもない。
来年はどうする?と問われれば、やはり僕は出たいと思う。
そして、せっかく多くの選手が訪れるのだから、その選手たちが気持ち良く時間を過し、お金を落とす仕組みをもっと真剣に考えてほしいと感じた。